Directions Asia 2023_Report3

皆様、こんばんは! 室長こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications| Microsoft Regional Director) です。お元気ですか?
いよいよ、6月に入りました。今月弊社は決算月なので、いつも以上にバタバタしております。
今日6月7日は、父の誕生日だったのですが、気付くと22時を回ってしまったので、明日連絡してみようと思います。僕は田舎で育ったので、家族でどこか有名なところに旅行したという記憶はほぼないのですが、小学生だった頃は、よくキャッチボールをしてもらったなぁとそんな事を思い出しました。真面目で優しく、母を大切にしてくれる自慢の父です。尊敬しかないし、僕の目標です。
皆さんは、お父さんとの思い出というと何ですか?今月は父の日もあるし、皆さんはどのような親孝行をなさるのでしょうかね?
さて、話は変わりますが、昨日6月6日、日経平均が32,500円を超えました。個人的には、半導体関連企業の株式が今後熱くなるのではと睨んでいます。

米国株式市場は日本の10倍にもなり、AIを中心としたIT関連株に偏よりすぎているので、危なっかしいと個人的には感じることがあります。アップルなんて3兆ドルですから、日米以外の株式市場を1社で上回ってしまう状況に正直違和感を覚えています。
日本は多業種で結構バランスされているマーケットだと思うので、海外の投資家の皆さんもこの上昇気流にある日本にもっと目を向けてくださるといいですよね。僕がグローバルでプロジェクトをやってきた経験から行くと、日本の品質は英語圏の国よりも高いと思います。まぁ時間をどこの国よりもかけて、「日本では当たり前」と言われるラインを超えようと誰しもが努力しているからですね。こういうところ、日本のいいところな気がします。効率も大切ですが、最後は品質。いいものがマーケットで評価されていきますからね。日経平均は、4万円くらいまで行く可能性もゼロでないと思うので、投資をなさっている方々には今年は楽しめる1年になるようなそんな気がします。さてさて、どうなるかな?w
そういえば、先週少し嬉しい事がありました。室長のITmediaの連載記事を見てくださった方から直接メールをいただきました。

半年間見ていただいて、その内容を自分なりに纏めて経営企画部門の会議で使ってくださったとのことでした。
いやぁ、嬉しかったです。これ、日々の激務の合間というか週末とか、深夜に書いていることが多いんです。頑張って書いても、いつもランキング6位までしか行かないので、『うーん。。。』と思っていたところでした。読者の方の声に救われました。あと半年間頑張れる気がします。6月号も楽しみにしておいてくださいね!
それでは、本題に入っていきたいと思います。
Part1、Part2で4月にバンコクで開催されたDirections Asiaについて振り返りの記事と写真を残しましたが、今日はPart3です。
今回は、担当した2つのセッションについての備忘録としたいと思います。
今回のネタは、『Power Apps Live Coding』繋がるようで、繋がらない、繋がらないようで、繋がる。結構準備も大変でした。中村さんと疋田さんと頑張りました。

【何故、このネタにしたのか?】
なのですが、実は これが一番大切です。背景として、、、
連載記事の中でも触れていますが、「労働制約社会」「DXには内製化必須」「カスタマイズはせず、なるべくローコード使って業務とシステム間のGAPを埋める」とくどいくらい伝えてきていますが、
周りから聞こえてくる声は「1にカスタマイズ」「2にカスタマイズ」「3にもカスタマイズ」。。。ちょっとまてと、それで、どうやって“Do more with less”を達成するの??
導入ベンダーもその場しのぎばかりで、お客様のことを本気で考えて対応できているのでしょうか??って感じたことがきっかけです。
そのためには、ローコードソリューションの本来の存在意義を見せる必要があるし、製品がうまくできていないところがあれば、それをマイクロソフトさんに直接デモンストレーションの場で見てもらおうというのが狙いでした。見てもらうなら、Live Codingが開発者やコンサルタントには面白いし、製品の限界値もお伝えできればなと感じたのと、あとは参加してくれる方々が持ち帰ってチームでHackathonをするネタとして取っつきやすいか?そして、その先には顧客ニーズがあるか?
そんなことを企画段階で考えていました。ということで、Part1は棚卸アプリ作成、Part2は調達先から入手した請求書をもとに、仕入請求伝票を作成し、転記処理までのプロセスを自動化するという2つのセッションをご用意しました。

【Part1_棚卸アプリ編】
さて、いきますかね!



シナリオは下記の通り。

今回気を付けたのは、開発をせずに、どうローコードソリューションでのりきるか?でした。これが結構曲者で、Visual Studio Code+Virtual Tableなしでどこまでやれるのか?というチャレンジも入れました。

結果としては、これが限界。
開発せずにやれる限界値あとは、今回の取り組みで得られたTipsを共有。

【Part2_仕入先請求書をもとに仕入請求伝票を作成し計上までを自動化】

シナリオは以下の通り。

何故にリソースマスタが取れないのか?ってねw
この辺りになると、コンサルやテクニカルの方々も真剣。写真とメモを一生懸命とっていらっしゃいましたね。学び取ろうという姿勢がいいですよね。


なので、現場で実際におこなったのは、No3と

No5

最後は、この取り組みで得られたTipsを共有。

【振り返り】
45分ではお伝えできないセッション(多分1つ90分はかかる)を2つほどお届させていただきました。
盛りだくさんでしたが、Live Coding中に質問も結構してくれて、ライブコーディング中にも、会場の皆さんと会話しながら進められたのがよとても良かったと思います。
資料・テストデータ・サンプルコード・開発録画データをQRコードで最後までご参加くださった皆様に全てプレゼントできたのもチームとしての参加者への誠意、日本人としてのおもてなしです。
全員で深夜がんばった甲斐がありました。

終わってからも質問しにきてくれた方々もいて、全体的にいい雰囲気で終えることができました。フィードバックも高得点でした!

疋田さんは、マイクロソフトのR&DチームにODBCやODataを確認しにいったり、繋がるのか?繋がらないのか?すったもんだありましたが、いやぁ、全員でいい汗をかきました。
マイクロソフトの開発チームに直接意見言えるものこういうイベントの醍醐味ですし、スピード感もって動けるのが疋田さんの強さだと感じました。
中村さんも、Part1のQRコード読み取りの実演で苦労しましたが、Part2 できちんと挽回するあたり流石ですね。
3名が臨機応変に、互いの動きを察知しながら、阿吽の呼吸で動けたことがとても良かったと思っています。
「あー、なるほど、これがDeveloper Communityをつくってきている我々の強みなんだろう」と腹落ちしました。

また来年もこのメンバーで、面白可笑しくお届けしたいと思いますので、日本からも沢山の方々が参加してくださることを期待しています。開催地は再びこのタイ・バンコク!(会場も同じ)
という事で、Directions Asiaについてはこのくらいで。Let’s Enjoy our DX365 Life!