TSAD2024フォローアップセミナー開催報告

こんにちは!室長こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications| Microsoft Regional Director) です。Xmas🎄が近くなり、東京も寒くなってきました。うー、冷える。インフルエンザが凄く流行ってきているようです。東京は例年1月末あたりがピークになると聞きました。業務やご家庭での大切なイベントに支障が出ないように気をつけていきましょうね!

弊社はASEANを中心にビジネス拡大中で、

この時期になると、Xmasって一大イベントなんだなと改めて感じます。みんな、Merry X’mas‼

“おい、室長、日本はメリクリ楽しんだのか?”と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。日本は先週木曜日12月19日がセミナーだったので、セミナー終了後に全員で懇親会をしました。ということで、今回はセミナーの振り返り備忘録になります。

セミナー自体は、11月19日‐21日に開催したグローバルオンラインイベント、Technosoft Automotive Days 2024のRecapイベントという位置づけで、当初はオフライン限定で開催するつもりだったのですが、『オンラインで参加したい』『申し込みしたが、急遽別件が入ってきて出向けなくなった』などのフィードバックにお応えする形で、ハイブリッド開催に変更しました。


日本マイクロソフト株式会社によるオープニングキーノート
Technosoft Japan(日本法人)を設立してから、3回目のセミナーだったのですが、今回もTopバッターとして、日本マイクロソフト株式会社、モビリティーサービス事業本部を統括する竹内常務にご講演をいただきました。

いくつかのキーフレーズが頭に残っています。
「マイクロソフトとして、今年は生成系AIを中心とした激動の一年間だった」「FY2023は生成系AI元年」「FY2024は生成系AIの実用元年となった」「先日米国シカゴで開催されたMicrosoft Ignite 2024の盛り上がり方は過去にないほど異常で、日本からも多くの企業が参加し、現地でCopilot/AIの利活用について事例を発表。日本人として、非常に誇らしいモメンタムだった 」

「来年度は、AIエージェント元年になると言っても過言ではないだろう」「複数の専門エージェントが活躍する世界を構築」「盤石なセキュリティーをフレームワーク等を使って担保していく」「AIの為のあたらしいUI」「クラウドだけでなく、エッジまで」「Windows 365 Link(来年度4月頃の製品リリース)」「AIのための基盤となる投資」「Toyota様のAIエージェントの活用事例/O-Beya」

「Technosoft Automotive SolutionはCopilot、AIエージェントのコンセプトを大前提につくられているソリューション」「どこよりも早く、製品機能に組み込んでいる」「マイクロソフトとの強固なリレーションシップ」
最後に、「次年度は、販売店(ディーラー)の皆様の業務変革を、AIエージェントという新たな技術を使いながら立証していく1年になるだろうと考えている」と締めくくっていただきました。竹内常務ありがとうございました!
私も、前回のBlogでMicrosoft Igniteで発表されたMicrosoft Business Application領域について、ほぼ目を通したのですが、正直「やばい=キテル」という印象です。どういうことかと申しますと、ビジネスプロセスが多くクロスするCRM/ERP領域は、イノベーションが起きにくいと言われてきたのですが、「イノベーションやれそう」という感覚に自分自身もなってきました。面白いものを皆様に見ていただけるよう、いろいろと準備を進めていきたいと思います。
Technosoft Automotive Days 2024振り返りまとめ
続いては、TSADのRecapを30分で行うという自分のセッションでした。日本法人のメンバーでTSAD2024の振り返り担当セッションをわけわけしたので、私は以下の4つの項目に絞って、お話をさせていただきました。

キーノート
TSAD2024の初日はビジネストラックで、3つのキーノートがありました。弊社CEO Fredyによるオープニングキーノート、Microsoft 本社にお勤めのオートモティブソリューションの責任者John Reed氏、協業関係にあるABeam ConsultingのJonathan氏のセッションを振り返りました。

Fredy氏からは、新バージョン7.0が一般公開(Generally Availble)されたことについて冒頭説明がありました。重要項目として定義した6つからセキュリティー・オムニチャネル・セキュリティー・AIについて説明を行いました。Jonh氏からは、AzureやDynamics365を活用したMercedes・Fiat・Volvoとマイクロソフト社とのコラボレーションの具体例を基に、データを活用したCX(顧客体験)の重要性について説明がありました。ABeam ConsultingのJonathan氏からは、ASEANにおけるEVの台頭による日系OEMの苦戦、デジタルを活用したタッチポイント確保の重要性についてプレゼンテーションがありました。
DCX(Digital Customer Experience) Challenge
続いては、弊社のお客様のDCX(Digital Customer Experience)に関する取り組み事例

Gateway様・日産様・General Motors様・クボタ様のDCXチャレンジについて解説をさせていただきました。ここは内容を知りたい方が多そうなので、少し補足をしておきたいと思います。
《Gateway Group(Philippines)》フィリピンでは誰もが知っている最大のディーラーグループ(マルチブランドディーラー)です。
日系ブランドでは、Mitsubishi・Nissan・Honda・Suzuki・Hinoを販売・修理/メンテナンスしています。
弊社のDMSを導入する以前は、新車販売とアフターセールスサービスのシステムが分かれていて、データの不整合、二重入力、データ分析などで苦労をされていました。現在は新車販売・アフターセールスサービス・会計と全てリアルタイムに連携できています。現在は、デジタルマーケティング領域のプロジェクトと、データの利活用(更なる可視化)についてチャレンジをしていらっしゃいます。
《General Motors(ANZ)》オーストラリアとニュージーランドのプロジェクトです。B2Cサイトの構築とDMSの連携を実現しました。
https://shop.cadillacanz.com/configure

テスラのようにコンタクトレスで車両を販売できる仕組みは今後流行りそうですね。クレジットカードで頭金を払って、詳細の情報を登録すると信用機関と連携して自動でバックグランドチェックが走る仕組みも含まれています。今後他の拠点にも展開していくといいな。
現在はStep3ということで、アフターセールスサービスの仕組みを構築中です。Benさんのプレゼンめっちゃうまかった。英語ネイティブって、つよつよだなぁと羨ましく思いました。
《Nissan Motors(Philippines)》TSAD2024では、実はお客様名を明かしてはいなかったのですが、本セミナーにご参加いただいた方にはじめてご紹介させていただきました。

日産フィリピン様では、56ディーラーに対してDMSの導入が数年前に行われ、OEMの販社側でデジタルマーケティング領域の導入が完了、そして2024年10月に販社側のインポーターディストリビューターの仕組みがDynamics 365 ERPで完了し、NSC⇔DMS間のマスタ・伝票(ディーラーの発注⇔OEM側の受注等)・データ連携(ワランティー情報等)がスタートしました。無事に2回の月次決算を完了し、これからNSC側の2次開発の対応が行われ、日産フィリピン様は、更なるDCXへの挑戦を行われます。このプロジェクトは、弊社としてのモメンタムの一つで、販社とディーラー側の仕組みをマイクロソフトプラットフォームとテクノロジー(Microsoft Dynamics 365+Power Platform+Microsoft Azure+Microsoft 365)で一元管理できたことに大きな意味があると考えています。AIやCopilotもどのビジネスシーンにおいても利用可能な状況がつくれたと考えています。
《Kubota Corporation(ASEAN4カ国)》アセアン4カ国81ディーラーへのDMS導入、機能拡張中(Step2)

クボタ様は、弊社パートナーのABeam Consulting様と一緒にプロジェクトを推進させていただきました。現在Step2として機能拡張を行われています。日本が世界に誇れるメジャーカンパニーが、弊社のDMSをご利用いただいていること、とても嬉しく思っております。クボタ様のチャレンジを精一杯サポートさせていただきます。個人的には今期もクボタスピアーズを応援しています!(ラグビーチームの話ですw)
Technosoft Automotive では、クライアント様のDCXへの取り組みに対して、AI/Copilotを活用し、ビジネス自体を加速できるよう私たちも日々研鑽していくつもりです。必要なデジタルタッチポイントを獲得して、顧客をデータとして理解し、可能な業務は全て自動化していきましょう!
Regional Track- オープニングセッション
続いて、10ヵ国8言語で対応した3日目のリージョナルトラックの最初のセッションについて解説しました。私が英語でつくった資料を10ヵ国に展開し、各リージョンでローカライズしてTSAD2024ではそれぞれの国の代表が解説を致しました。日本法人では、NEV・OEM様の現在の課題・データの利活用・AIへの取り組みに等について話をした内容をサマリーしました。




「AIが仕事を奪うのではなく、AIを活用する人が仕事を奪う」「AIを活用する企業が市場を創る」というNVIDIA CEOのメッセージを基に、AIを使う、そして現在OEM/Dealers側で一番の課題になっているCDPの構築のためには、顧客とのデジタルタッチポイントが大切で、そのためにはシングルプラットフォームの選定が肝になるという事でした。《バラバラ殺データ事件に遭遇しない》ことは本当に大切です。今後も継続的にこの内容は訴求していきたいと考えています。
Regional Track-マイクロソフトセッション
最後は、各リージョンでマイクロソフトの皆様が担当してくれた最新情報の共有


いろいろな国で行われたマイクロソフトセッションを私も見直しましたが、それぞれ色があって、利活用シーンに違いがありました。Dynamics 365 側を掘り下げる方があれば、Power Platform側を掘り下げる方。Azureのサービスやセキュリティーを中心にお話される方、事例を中心に展開される方と、個人的にも感じたのは内容が異なるので広範囲に学びを得られるという印象です。流石、マイクロソフト。いいTech人材が揃っていますね。敬礼します!
What’s New!Ver7.0新機能紹介
続いて3つ目のセッション、最新バージョンの主な機能のアップデートについて弊社のコンサルタントから概要説明をさせていただきました。



「APIアドレス」「価格マトリックス」「粗利分析」「アップセル・クリスセル」「インフォメディア等とのAPI連携」「スマホアプリ/納車状況確認機能」に限定して新機能を、録画映像を交えお話させていただきました。
アフターセールスサービス
4つ目のセッションは、アフターセールスサービス領域の機能概要に関するデモンストレーションを業務フローに基づいて解説致しました。冒頭コンサルタントより、Yana(ヤナ:弊社DMSの日本以外の呼称)、TAS(タス:弊社DMSの日本国内における呼称)について説明がありました。日本では、Technosoft Automotive Solutionの頭文字をとってTAS(足す)と呼んでいます。必要な業務から既存システムに足しこんで言っていってほしいという意味を込めて、TASと呼んでいます。


本日の解説領域






とても分かり易く丁寧に説明できたと思います。流石、Principal Consultantですね。
Power BI for TAS
続いて、コンサルタントによるPower BIを活用したデモンストレーションを行いました。

地図を活用し、地域や県のデータを分かり易く可視化しています。キャンペーン→リード→オポチュニティー→試乗→見積→受注→納車→ディーラー評価→請求を、顧客の情報(年齢・職業・年収)ブランド・モデル・店舗・営業担当者別に分析することは非常に重要です。これらのコンバージョンレートを見て、優秀なディーラーを見習い、収益を向上させることが最重要課題。更には、車検や点検などはタイムリーに始まったのか?遅延はないか?メカニックの生産性はどのくらいだったのか?スペアパーツはSOQやICCを考慮して補充されているのか?在庫のエージングは?お金の回収は?OEM側ではワランティーや返品率等の可視化もとても重要です。ニーズが多いと思いますので、ご興味がございましたらご連絡いただけますと幸いです。
Copilot Studio/Copilot for TAS
最後は、竹内常務のお話にもございましたCopilot for TAS、生成系AI領域のデモンストレーションです。
まずは概念的なお話から。

続いて、Copilot Studio(通称コパスタ)の設定に関する説明と、デモンストレーション。ディーラーのショールームとサービスセンターの利活用シーンに合わせて解説。


最後は、弊社のDMS(ディーラーマネージメントシステム)で利活用できるCpilot/AIについてのデモンストレーションを行いました。こちらは、ディーラーの営業とメカニックが利活用するシーンに合わせて解説。

ディーラーの”Do more with less(少ない労力でより多くの事を達成する)”ために、どういう事がAIやCpilotを活用することで実現可能なのか、いくつかのシナリオに限定してご紹介をさせていただきました。

セミナーのフィードバックありがとうございました。『新しい学びがあった、資料共有して欲しい。』という声ばかりでした。実は、セミナーをハイブリッドで行うのは、弊社日本法人が設立(2023年7月)以来から初めてだったのですが、映像も残るし、今後はこちらのスタイルのほうが便利なのかもしれません。個人的には、会場で皆様にお会いしたいですが、海外や関東圏以外へもオンラインでお届けできたことは結果として良かったと考えています。
TSAD2024フォローアップセミナーにご参加いただきました皆様、ありがとうございました。次回の開催は来年5月か、6月になると思います。竹内常務の最後のコメント「次年度は、販売店(ディーラー)の皆様の業務変革を、AIエージェントという新たな技術を使いながら立証していく1年になるだろうと考えている」を目標に、各業務にCopilotを落とし込んで、《Copilot for TAS》に特化したセミナーを開催したいと考えていますので、また会場、もしくはMicrosoft Teams Eventで皆様とお会いできれば幸いです。
それでは。今日はこのくらいで。Let’s Enojy our DX365 Life!
