Technosoft Japan Automotive Solution セミナー開催報告

皆様、おはようございます! 室長こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications| Microsoft Regional Director) です。東京は、とにかく暑い暑い日々が続いています。梅雨がこないまま、何故か真夏の気温になっています。違和感しかありません。この10年くらい、”異常気象。通常気象はやってこないのかも⁈”と、言っているような気がします。クーラーつけっぱなしで寝ないと、熱中症になってしまうので、皆さんも気を付けてくださいね。
そうそう、ウェブサイトにロシア語版がラウンチしました。最近ロシア語を話すロシアの周りの国々との繋がりが出てきました。これで、10言語対応。あと3つでこのローカライズは完了。主要国のOEMの皆様に知ってもらうためには必要不可欠なアプローチですからね。

年に2回ほど弊社日本法人(Technosoft Japan)で主催するセミナーを開催していて、昨日6月17日(火曜日)に今年の1回目を無事終える事ができました。お題目は、
【Microsoft Automotive CloudとAIで創るDMS/OME販社システムの未来】
~100年に一度の変革期にあるオートモティブ業界は、AIエージェント元年に何を考えるべきか?~


終わってほっとしましたが、オートモーティブ業界向けセミナーに相応しい内容を、ハイブリッド形式でなんとかお届けする事ができたと思います。ということで、本稿はセミナーの振り返り備忘録としておきます。以下アジェンダです👇

1つ目の基調講演は、日本マイクロソフト株式会社の佐藤本部長が担当してくださいました。


冒頭はAI Transformation (AX)という切り口から。HONDA様とDENSO様でのCopilotの導入実績のご紹介もありました。

続いて「エージェント」と「エージェントを使ったビジネスプロセスの再構築」についての説明

Do More With Less(より少ない労力で、より多くの事を達成する)をマイクロソフト製品で実現するという内容

ここからは業務に落としての解説、カスタマーサービス領域から


続いて、SFA領域、エージェントに売上状況や見込データをサマリーさせる内容
ここからは複数の業務に対して、Copilot Studioを使っていくという内容


もう少し深い内容として、「示唆」&「推論」で経営指標をモニタリングし、経営判断に活かすというお手本のような流れ。


最後は、以下のスライドでMicrosoft ×Technosoft のエージェントがビジネスプロセスを再構築していくという御説明。

ビジネスアプリケーション事業部の部長様らしい内容でした。佐藤様、ありがとうございました!
2つ目の基調講演は、CIO Assistの田中様が担当してくださいました。74歳にして、今も尚、現場の最前線にいるグローバルPMO。人生100年時代とは言いますが、本当に尊敬でしかありません。凄いの一言です。これからの自分の人生を考えるきっかけになるセッションでした。


自己紹介と、プロジェクト経験値

課題と対処方法

日本、タイ、アセアンマーケットの情報共有

ここからが面白く、実際のプロジェクトにおける落とし穴がいっぱい。目をかっぽじりながら弊職も聞いていました。

「ITプロジェクトの観点からもディーラーも含めて自動車販売でITを活用できる人材は極端に少ない。フランチャイズ型で本部がDMSパッケージを作り各国に進めるには受け入れ国の税制やフランチャイジーのリテラシーに差があり導入に苦労する。」
「DMSパッケージベンダーも元々は米国、ヨーロッパと発祥もメーカーの戦略も違い、アジアや新興地域に提供できるベンダーが少ない。ERPと違いパッケージの顧客数も多くなく 海外のパッケージパートナーを養成するのも困難。」
「DMS導入環境は元来難しいところに更に時代が変わってきた。従来型のERP導入型はもう古くなってきた。クラウド型になってもディーラー内部のプロセスの変革意識は低い。逆にチャンスと捉えれば、一部の大手ローカルキング的なディーラーとマルチブランド対応型のシステムを構築することが可能かもしれない。その時のDXインフラのドライブは?Technosoft?」
そしてDXの話から、夢の実現に向けてのお話。

こんな進化を支えるプラットフォームとして Technosoft Automotive Solutionがある。フィリピン日産様の導入事例を今日は楽しみにしてきました。

そして、クロージングがとっても秀逸。これは若手には出せないコメントです。自分が、田中様の年齢になったとき、このような素晴らしいコメントが出せるのだろうか?そんなことを思いながら、傾聴していました。田中様、ありがとうございました!

『私はキャリアのスタートを、メインフレーム――いわゆる大型コンピュータの営業から始めました。 時代が進み、今や主役はハードからクラウドへ、製品からサービスへと移り変わりました。 私自身の仕事も、「モノを売る」から「仕組みをつくる」コンサルティングへと進化してきました。そして今、皆さんが関わっておられる自動車業界も同じ道を歩み始めています。ハード=車を売る時代から、ソフト=サービスを提供する時代へ。さらに言えば、ディーラーさん自身がモビリティサービスの担い手となり、地域のインフラを支える存在へと変わろうとしている、私はそう確信しています。だからこそ、皆さんお一人おひとりが、日々の業務の中でより多くの現場に触れ、より多くの課題を経験し、テクノロジーの力でお客様の未来を照らす。そんな地域と社会に貢献するテックリーダーとして、力強く成長していっていただくことを、心より願っております。本日はご清聴、誠にありがとうございました。』

弊職のスライド👉ここ👈色々入っているので、ご自由にお使いくださいませ。

ここからは弊社コンサルタントによるショートプレゼンテーション。Power BIとMicrosoft Wordの活用シーンの共有です。


Power BIのセッションは、冒頭新車販売・アフターセールス領域のPower BIのダッシュボード解説。続いて、Power BIとTechnosoft Automotive Solutionを活用した朝礼/夕礼のシナリオ共有。

Word Layoutのセッションは、23帳票のうち10帳票のイメージを共有。Wordを活用した開発方法とデモンストレーション。

続いては、デジタルマーケティング~引き合いまでの領域の製品説明と利活用できるAIデモンストレーション


アップデートされたデジタルマーケティング領域の仕組みの説明とデモンストレーション、


当社が取り組んでいるAI/エージェントの中から、ディーラー来店者への車種の提案、マーケティングが創出したリード情報から角度が高く案件化しそうなものを活動として自動的に登録し、それをExcelに出力するというデモンストレーションを1連のシナリオでご説明するという内容でした。

そして、最後は今回のメインイベント、フィリピン日産様の導入事例。ASEAN IT部門のTOPとしてタイに駐在されている沖野様がタイからリモートプレゼンをしてくださいました。この導入は、ディーラーマネージメントシステム、デジタルマーケティングシステム、現地販売拠点の販売システム全てをマイクロソフト製品で統合したという世界初事例です。間違いなく、今後のトレンドになっていくアーキテクトのはずです。

本セミナーの評価で最高点は、このセッションでした。事例を聞きたいという方が多いのも事実ですが、内容がとても良かったです。


以下のストーリーで話が展開されていきます。




Carflowが把握できるようになったことのビジネスインパクトはとても大きいとのこと。現場で使うモバイル端末でオペレーションができることがディーラー・NSC(現地販売会社)では必達とのことです。




拝聴しながら、涙がこぼれそうになる瞬間があったセッションでした。フィリピン日産の皆さんと当社のメンバーの血と汗と涙の結晶です。

最後は、沖野様に上記③点の質問をさせていただきました。本当に有難いセッションでした。
私はベンダー側の立場にあるのですが、自分のセッションでもお話をさせていただいたNSC⇔DMS連携を実装するたびに感じる事があります。上記スライドの『障壁』のスライドにある構想立案時の継続的な投資。これがとても重要です。NSCやDMSだけの導入に終わってしまうと、必要なデータが収集できないからです。是非私のセッション資料もダウンロードして、ざっと眺めてみてください。

そして『成功要因』のスライドに記載のあるプロジェクトチームと投資判断の重要性を日々感じています。お客様のベンダーの使い方もフィリピン日産様においては、非常に上手だったと言えると思いました。システムコンサルタントも人間なので、【この人たちのためなら】という思いがあり、“そういう思い”は時として、実力以上のパフォーマンスを発揮することがあります。それがチームにポジティブな影響を与え、結果としてうまくいったということだと思っています。

個人的にも身が引き締まる思いがしましたし、チームで研鑽しながら、より多くのいい結果を出していきたいと改めて感じる時間になりました。

沖野様、お忙しいところ、ありがとうございました!

本セミナーにご参加くださった皆さま、ありがとうございました。皆さまにとって、何か役立つ事を得られた時間になっていれば幸いです。
セミナーを実行したTechnosoft Japanのメンバー、そしてフィリピン日産様のプロジェクトに参画したTechnosoftのコンサルタントたちにも感謝を伝えたいと思います。
ということで、今回はこのくらいで。Let’s Enjoy our DX365Life!
