Technosoft Automotive Solution Seminar / 2nd time in Japan

こんにちは!室長こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications| Microsoft Regional Director) です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
私はタイとフィリピンの出張から戻り、先日友人とラグビーの決勝戦を見に行ってきました。全勝で決勝を迎えたPanasonicと、Panasonicに1敗して決勝に勝ち上がってきたToshibaの2チームが素晴らしいゲームを展開し、結果24‐20の僅差で、Toshibaの14季ぶりの優勝となりました。Toshibaファンの皆様、おめでとうございました!
振り返ってみると、今年のToshibaはリーチマイケル選手がキャプテンに復帰、そしてゲームをコントロールする10番(フライハーフ、日本ではスタンドオフと言ったほうがわかりやすいでしょうか)にリッチー・モウンガ選手(NZオールブラックスの10番)が加わり組織力が格段にあがりました。リーダーは最強じゃないとだめだということをリーチ選手に改めて教えられました。特に前半にぎりぎりTryを防いだタックルは圧巻でした。結果から見るとあのタックルで勝利できたことになります。そして試合後のあるインタビューで、こういう発言があったようです。“優勝できたことで半分嬉しい。でも半分は堀江選手(Panasonic所属、日本ラグビー界のレジェンド)の引退で、これから一緒にプレーすることができず寂しい。” いやぁ、このタイミングで最高のコメントです。だからいろいろな人からリーチ選手は愛されるんですよね。そしてリッチー・モウンガ選手からは「瞬時の判断で試合を創る」ことの大切さを体感しました。背番号⑩は重責ですね。チームとして大きな成長をToshibaが遂げた一年でした。
決勝戦に相応しい、手に汗握るとてもいい試合だったのですが、幾度もTMO(Television Match Official)で映像を基に判定の審議が繰り返され、そして覆されました。最後はPanasonicがTryして優勝かと思いきや、スローフォワード(自分より前にボールをなげる)によるTry取消でToshiba優勝となりました。自分の中で暫くの時間、天国と地獄が脳内ぐるぐるな感じでした。お仕事でもそうですが、最後の最後まで何が起きるかわからないのがラグビーの面白いところです。この試合後に、個人的にも過去に経験した大逆転プロジェクト(成功例)を振り返るいい機会になりました。
思ったのは、もう審判はAIでいいのではないか、少なくてもリアルタイムで審判に結果を通知するAIがあったほうがTMOで時間を取られずにスムーズなのではないかと。各選手の動きからゲーム終了と同時にスタッツをだして、試合のMVPも自動で選択。もうそんな時代なのではないかと感じました。そうなるとゲームは面白くないのかもしれませんが、職業病でしょうか。そんなことを友人と話しながら食事を共にした久しぶりの時間になりました。
さて、今日は昨日開催したTechnosoft Japanとしての第二回目のセミナーについての備忘録としたいと思います。

今回も、日本マイクロソフト株式会社様の31階セミナールームAでの開催でした!


まず最初は日本マイクロソフト株式会社、竹内常務による基調講演からスタート!








Microsoftにおける自動車販売領域の取り組みと展望」-オープニングから盛沢山で、日本マイクロソフトの紹介、マイクロソフトのあらゆる製品に、製品を一変させるようなAI機能を搭載していくというCEOサティア氏のメッセージ、生成系AIが既に検証・実装されているユースケース、Mercedes-Benz様のAzure Open AI活用事例CARmax様の11年分の車両・顧客レビュー情報の要約を数か月で生成という事例の説明、更には直近開催されたばかりのMicrosoft Buildを基にそこで発表された内容、そして自動車販売領域を取り巻く環境認識、弊社との協業についてお話をいただきました。


Microsoft Build の発表内容が印象に残っていて、『マイクロソフト生成系AI=Microsoft Copilot』というメッセージがこちらも脳内ぐるぐる。竹内常務、素敵なセッションをありがとうございました!
そして、次は私の担当でした。

本セッションでは、昨年度の11月に解説した内容や、実機を使ったTASのデモンストレーションの内容に、「インフラ領域」「デザインパタン」「他国展開の仕組み」を加え、スライド140枚を50分でお届けするプレゼンテーションでした。

ご参加いただいた皆様が「デザインパタン」をある程度イメージできていたら幸いです。一緒に世界展開を手掛けていきましょうね!

ご興味があれば、スライド140枚ありますがご覧いただけますと幸いです。
そして、次は時代に見合った働き方をしていくために欠くことはできなくなったAI領域のお話。これを業務に落としてご説明をさせていただきました。実はこのネタは、先日タイの首都バンコクで開催されたDirections Asiaのコンテンツを日本用にローカライズし、少しコンテンツを整理して日本でのお披露目としました。ゲストとして、タイで一緒にセッションを担当してくれた敬愛する仲間である中村亮太氏(Microsoft MVP for Business Application)に参画いただきました。
当然ながら私も彼も多忙な日々をおくっており、毎年Directions Asia(マイクロソフトビジネスアプリケーションを活用し、APAC領域にてビジネスを行うパートナー向けイベント)は前々日に最終的に魅せるストーリーが固まり、前日がリハーサルとなります。今年もAM3時まで一緒にひぃひぃ言いながら頑張りました。このコンテンツを日本でお披露目できたことを本当に嬉しく思います。
現在、中村亮太氏は、「企業内におけるITコミュニティーを創出する活動」を手掛けられています。ITコミュニティーというと一般的に社外の活動が多く、結果として時間に余裕があり、外部とのコミュニケーション活動を好む方が参加しがちで、企業内の市民開発者創出に早期に大きなインパクトを出すにはとても難しいのが実情です。社内で新しい事を手掛ける場合、最初はどうしてもオンボーディングタイムが発生します。目標への時間軸を短縮するならば、外部から優秀な人材を受け入れる事は非常に有益です。今後、彼の情熱やキャラクターに心を動かされ、ITの内製化を推進する数多くの企業内コミュニティーが芽を出し、美しく咲いていく姿が目に浮かびます。とても楽しみです。

↓このパワポの人、中村亮太氏本人との噂が絶えませんw

セッションは4部門で構成しました。「タイムマネージメント」「デジタルマーケティング」「見積・金額計算・支払計画」「カーボンフットプリント」です。
では、まず「タイムマネージメント」から。働き方改革のためには、働いたデータを可視化しない限り、本質的な気付きを得るのが難しいということ。可視化して初めてラインマネージャーは自分のチームの時間の使い方に対して改善の取り組みを開始するようになること。可視化して次の一手として、「各プロジェクトの状況をタイムリーに得る」「ミーティングの生産性やミーティングホストのタイムマネジーメントの傾向」をどう収集するか?これらの業務課題にAIを活用してどうチャレンジしていくかという内容でお届けしました。

「タイムマネジメント」領域は私のほうで説明をさせていただきました。



Azure Open AIを活用して、Json形式でデータをERPから収集し、プロジェクト(マーケティングイベント管理)の状況を瞬時に把握するデモンストレーション映像
Outlookのミーティング開始・終了時間と、Teams MTGの実際の開始・終了時間データ(Adptive Cardを開発し、時間を取得)をDataverseに流し込み、それらを基にミーティングホストのタイムマネージメントの傾向を把握するというデモンストレーション映像

「デジタルマーケティング」領域は星野氏(シニアコンサルタント)が解説しました。Dynamics365 Customer Insight 領域のCopilotと、DMを効率的に見込顧客へ送信するA/BテストのDM自体を生成系AIを活用して自動で作成するという内容でした。




ChatGPTでDM用の写真と説明文を自動で作成するデモンストレーション映像

Copilotのデモンストレーションもとても良かったですね。
続いて「見積・金額計算・支払計画」領域はキアル氏(ソリューションアーキテクト)が解説しました。見積金額の計算が複雑なロジックで構成される場合、それをCRM/ERPにカスタマイズして実装するのは、メンテナンスや投資の観点からあまりよくありません。ここでは、Power Appsのキャンバスアプリを活用し、見積用のコンフィグアプリを開発、更にそこで選択した情報をプロント用のデータ化し、ChatGPTで請求金額、支払計画を即座に出すことでディーラーに訪問された見込顧客をしっかりと捕まえるためのデモンストレーションを中村氏がおこないました。




Power Appsのキャンパスアプリに見積を登録し、そのデータとChatGPTを活用して請求金額、支払計画を自動作成するデモンストレーション映像

Power AppsとChatGPTの組み合わせ、“ガチつよつよ”です。
そして、最後の「カーボンフットプリント」領域は、そのままキアル氏が対応しました。4月にリリースになったばかりのDynamics 365 Business Central のサステナビリティ機能を活用して、更には全てのオペレーションをPower Automate for desktopで自動化するという、超離れ業です。Microsoft Sustainability Managerまでの機能はありませんが、非財務データの月次決算に向けたイメージを参加してくださる方々に共有したいという思いでこのコンテンツは出来上がりました。

人手不足な状況において新たな業務が生まれても対応できないので、全て自動化しようという発想からコンテンツ作成がスタートしました。世界初事例として先日タイでご紹介、今回日本でも初めて公開しました。皆さま、楽しんでいただけましたでしょうか。非財務データを含む月次決算の準備を一緒に進めていきましょう!少しでも業務イメージをもっていただけたなら幸いです。






Power Automate for desktopを活用して、Technosoft Automotive Solutionのアフターセールス(ワークオーダー)で5月に消費されたオイルを集計しExcel(Scope 3データ)を作成、別のExcelで管理されたScope 1/2/3のデータを自動で収集し、それらをDynamics 365 Business Central のSastainability 仕訳帳に転送、自動転記、内容確認を行うデモンストレーション映像


全体で80枚ほどありますが、ご興味がある方はスライドをご覧ください。

最後は、超メインイベント、ついにDMSぢぃぢたちの登場です!

こちらのセッションは、コンテンツの構想段階からそばで見せていただきましたが、個人的にお宝レベルの学びがありました。業界のレジェンドの凄さを体感しました。



大先輩を目の前にし、僭越ながら私のほうでファシリテーションをさせていただきました。(左:田中先輩 右:市川先輩)

前半は先日公開になったばかりの株式会社クボタ様の4カ国81ディーラーの導入事例をベースに、DMS導入の勘所をDMSぢぃぢと参加者と共にプロジェクトのStep単位に確認していくというものでした。



そして後半は、「未来のディーラーシップを考える」というお題目で展開。テスラが出てきて、中国のEVも東南アジアでマーケットのマーケットで存在力を出すようになってきて、海外ではエージェントセールスモデルもちらほらでてきて、更にマルチブランド化や、レンタル/リースに動き出すディーラーも増加傾向にあり、オートモーティブ業界は本当に「100年の大変革時代」に突入しています。今後ディーラーはどのようになっていくのか?熱い議論が展開されました。

途中「ぴーっ」と鳴るお話もありましたので、詳細は参加してくださった皆さま限りとさせていただきたいと思いますが、大先輩の胸を借りるじゃないですが、本当にいい経験をさせていただきました。お二人の思いの籠ったセッションに、参加してくださった皆さまもセッション中にメモを取られたり、アンケートに沢山のフィードバックお送りくださったりと、本セッションが如何に有益だったかということを感じました。
スライドは30枚ほどありますので、ご興味があればご覧ください。
以上で、Technosoft Japan としての第二回目のセミナーは終了の運びとなりました。アンケートも100点満点中、なんと94点という高評価で、何より嬉しかったのは「次回も参加したい」と全員の方がご回答くださったことです。これは第一回の時もそうだったので、企画担当としては、“cloud no 9”な感じでした。

受付などでサポートいただきましたマイクロソフト株式会社の皆様、ありがとうございました!次の開催は、また半年後かな。面白い企画をねり、皆さまを改めてお迎えしたいと思います。
それでは、今日はこのくらいで。Let’s Enjoy our DX365 Life!
