Dynamics 365 release wave1 plan_FieldService

おはようございます!室長こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications| Microsoft Regional Director) です。週末があっという間に終わり、今は月曜日の28時過ぎ、火曜日になってしまいましたね。今週も1週間頑張っていきましょう!
さて、今日はDynamics 365 Business Central, Dynamics 365 Salesのアップデート続き、Dynamics 365 2025 wave1のField Service領域の新機能/改善機能を確認していきたいと思います。
≪Boost Technical Productivity≫
フィールドサービスエンジニアがオフラインモードからオンラインのデータにアクセスできるようになるという機能のようです。ネットワークが利用できる環境で最新の状況Dataverseにアクセスできれば、オンサイト先で想定してなかった情報を活用してサービスを提供できるようになるので、それはとてもいい事だと思います。一方で作業指示書をディスパッチャーとフィールドサービスエンジニアが同じタイミングで更新してしまうようなケースがあれば、排他制御はかかるのだろうか。また、どの場合にどっちが更新したデータが優先されるのか定義できるパラメーターは追加になるのか、ちょっと気になるので確認が必要ですね。
オフラインのモバイルで最新のDataverseと同期させるテーブルと列(フィールド)を選択できるようになるということですね。ユーザーが独自のビジネスシナリオに対応できるようにするために、オンラインになったときにデータを更新するボリュームと同期のスピードを調整することができるということでしょう。




このように同期させる周期や、データをカスタマイズしてモバイル端末側にプロファイルした定義に基づくデータを保存させるということのようです。以下の4点が気になりました。
1つ目は、環境構築やサービスアップデートの際に、カスタマイズしたプロファイルに自動でアップデートがかかるのか?
2つ目は、フィルター条件を持つテーブルのリレーションを作成した場合、PowerApps側に制限事項はないか?
3つ目は、処理テーブルに対してユーザーの読み取り権限を含むセキュリティロールの設定を忘れないように!
4つ目は、ある環境でプロファイルを変更し、それを他の環境に移動する場合にオンラインプロファイルをコピーして管理ソリューションを作成し、元の環境からエクスポート、新環境にインポート!
このあたりはしっかりと動作確認してみたいと思います。
≪Optimize Resource Scheduling≫
これはリリースしたリソーススケジュール機能にバグがあり大きな問題になったので、新たなソリューションとして再リリースするという例の件です。更新のスピードに課題があるので改善されていることを期待しています。フィルターや並べ替えに関しても、いくつか改善がありそうなので、機能をオプトインしてテストしてみます。
こちらは来月プレビュー、9月に一般公開になる予定なのですが、個人的には待ちに待った機能です。AIエージェントが、技術者のスケジュールを管理する担当者の調整役を担ってくれます。勤務中に刻々と変化する状況で、各技術者のスケジュールを確認して調整することは、難易度が高く、プレッシャーもかかり、かなりの労力が掛かることは容易に想像できます。
《交通渋滞・ダブルブッキング・ドタキャン等、技術者のスケジュール二重登録、乖離、待機時間に繋がる多くの課題を最適化する事》《技術者の稼働率や作業指示書の優先度を優先する事》《ビジネス目標の達成を最優先する事》等をCopilotに指示することができるようになります。



技術者に関係するマスタ情報(スキルセット/訪問可能領域)の精度や、作業指示書の開始予定日時に誤りがあると、再スケジュールの優先順位付けを正しく行っても、期待通りにならないので留意が必要ですね。技術者の割当作業を行う担当者が適切に使いこなせば、生産性を爆上げする可能性があるのでプロジェクト化してチームで取り組む事が望ましいでしょう。
これは技術者に作業スケジュールを割り当てる為の機能拡張です。
1つ目のタイムゾーンの異なる作業依頼元へリソースを割り当てる便利機能は、オンサイトのような作業ではなくてコールセンターのようなリモート保守サポート業務、数時間で終わるようなスポット的な作業に適していますね。
2つ目は時間に余裕のある技術者のタイムゾーンから別のタイムゾーンの作業に割り当てる便利機能です。”その日は空柔軟に働ける”・”その日は遅番対応が可能”という技術者がいる職場向きだと思います。例えば、日本時間11時~20時で働くことができる技術者をタイの9時~18時の作業タスクに割り当てるような対応です。
お客様の満足度を高めて、社内の稼働率をあげる事ができるのであれば最高ですね。これらの2つの機能は、当社の内部でも利用できそうな機能なのでとても楽しみです。
フィールドサービス領域は、ファーストラインワーカーとリソース管理者の生産性の向上を実現できる可能性の高い領域の拡張機能を用意してきたという印象です。あるべきアプローチですが、課題も多そうなのでしっかりと検証をしていきたいと思います。
それでは、9時からミーティングが始まるので、今日はこのくらいで。Let’s Enjoy our DX365 Life!
