Dynamics 365 release wave1 plan_Sales

こんばんは。室長こと、吉島良平Microsoft MVP for Business ApplicationsMicrosoft Regional Director) です。金曜日の業務が終わり、週末ですね。皆さまは、土日ゆっくりできそうな感じですか?私は、今週某イベントの準備/開催で、バタバタしていたので少し疲労気味です。後日、公開できる範囲でイベントの概要を纏めますね。

さて、今日は昨日投稿したBlog(Dynamics 365 2025 wave1 SMB/ Business Centralの新機能/改善機能さくっと纏め)に続き、Dynamics 365 2025 wave1のSales領域の新機能/改善機能を確認していきたいと思います。

Sales領域は、D365BCのアップデートと比較すると圧倒的に項目が少ない感じがします。AI側にエネルギーを全振りって感じですかね。

≪Administration and extension experiences≫

電子メールの同期タイミングとその範囲をより柔軟に管理するために、Exchangeのデータ統合をサーバー側同期 (SSS) に移行しますよという宣言ですね。

≪Lead Management≫

リード管理にAIを使いまくりますよという内容のようでした。

営業力を強化するAIエージェントは3つのエージェント【リサーチ担当】【優先順位付け担当】【エンゲージメント担当】を組み合わせて、営業担当者が最高のパーフォーマンスを発揮できるようにサポートしてくれます。

👇このUI/UXとてもいいですよね。フォローすべきリードが一番上に集中していて、とても分かり易い。

リサーチを担当するエージェントは、CRM および公開 Web ソースからのデータと既存のCopilotを活用して、顧客データを統合してくれます。営業担当者が受けるメリットには次のようなものがあります。【エージェントが生成した推奨事項を利用して、リードと関わるか決定】【リードとアカウントの概要から全体像を把握】【リードが有効なメール アドレスを持ち、メールと架電に同意しているかどうか確認】【紹介できる人(リード<見込客>を知っている同僚)を把握】【リード企業の財務状況、優先課題、ビジネス環境が、提案すべきソリューションに合致しているか確認】【リード企業のどの担当者に連絡すべきかの提案を取得】【リード企業/連絡先および顧客に関連付けられた既存の商談を表示】【調査結果から生成したアピールポイントを含め、パーソナライズされた電子メールの内容を確認】

優先順位付けを行うエージェントは、【データと反応の強さを評価し、権限、予算などの一般的な基準を評価して、成約に至る可能性が最も高いリードを特定】してくれるようです。営業担当者は【注目すべきリードのリスト情報を瞬時に取得、リードと商談の傾向から精度の高い優先順位付けができる】ようになります。

エンゲージメント担当のエージェントは、【リサーチ担当エージェントによって収集された全データに基づいて、リードとエンゲージするためにパーソナライズされた電子メールを作成し、顧客からの返答を最大化】してくれるメリットがあります。

サポートサービスに関係するリード情報も活用し、受注になる可能性の高いパイプラインを増やしますよという内容のようです。

👇これが一つのプラットフォームでデータを管理すべき典型例です。AIの利活用にデータサイロが課題にならないようにしておくことが大切です。

【顧客とのお問合せ対応履歴を分析し、見逃していた可能性のある潜在的なリードを可視化することで、クロスセルやアップセルの機会を発掘】【サポートの対応が終了する等の効果的なタイミングを見計らって、対応した内容に関連するメッセージを含むメールの内容をタイムリーに作成】

そうそう。タイミングを間違うと、意図せずして、お客様の心象が逆に悪くなってしまう事があります。

営業とサポート間で情報共有が乏しい場合(物理的な場所が離れている/担当者同士のコミュニケーション不足)に見落としてしまうような内容もAIが拾ってくれるのは非常にいいですね。

多忙な営業担当の為に【フォローアップの自動化】【返信がない場合/外出中の催促】【商談に前向きな意図を感じた場合のミーティング設定】などのフォローが自動化できるようです。

初回メール送信後のフォローアップとして、適切なメールの下書き、送信、追跡を行う手作業が不要になり、リードの返信に応じてメールの数、頻度、コンテンツが動的を調整

不在時応答を自動的に検出し、フォローアップのスケジュールを調整、見込客が応答できる場合に限定して再開することで、エンゲージメントの効率を向上

見込客が営業担当者のカレンダーと一致する空き時間をリアルタイムで選択し、会議を簡単にスケジュールすることで時間を節約

導入ベンダーにとっては、とても面白そうなデモンストレーションコンテンツがつくれそうですね。

購買意欲を分析して、パイプラインの品質を向上させる機能がリリースされるようです。「営業は意外と購買意欲の低い人に時間をとられている」ので、取り組むべき事案に集中できる環境をつくることです。今回対応できるようになるシナリオとして以下のようなものがあります。

顧客の応答を購入意図 (興味あり、興味なし、不適格) 別に自動的に分類、効果的に優先順位付け

関心が薄そうなリードを自動的に不適格と定義し、質の高い見込み客に集中

サポートリクエストとしてフラグが付けられた顧客からのメッセージを検出し、後続の対応を分け、営業活動に集中

システム管理者は定義済みの分類に対し、実際のビジネスニーズに基づいた自動応答処理をカスタマイズ

いいじゃないですか。個人的には今回のリリースで今すぐにでも欲しい機能です。

いやぁ、ついに、待ちに待った機能がリリース計画に入ってきました!

生成系AIを使ってみて、強く感じた事ですが、自分の言葉・表現と乖離が大きく、AIがつくった文章だとと読み手にばれているのではないかといつも、何故かソワソワしていたので、一貫性を保てるなら、とても嬉しいです”(-“”-)”

今回リリースされる機能の結果として以下のような内容が期待できるとのことです。

以前に送信したメールに基づいて、独自のコミュニケーションスタイルに合わせてカスタマイズされた口調を作成して保存可能

パーソナライズされた口調を電子メールに自動的に適用、コミュニケーション全体で一貫性のあるメッセージングを保証

フォーマル、カジュアル、フレンドリーなど、定義済みの口調のライブラリから選択

メールが好みのトーンを反映していることを確認し、一貫性を維持、見込み客や顧客との信頼関係を強化

AIエージェント様、本件何卒宜しくお願い致しますw

≪Sales Management&Operation≫

外部ソースの調査にエージェントを割り当てるとことで、さまざまな業界/企業の独自データを利用し、リードが理想の顧客プロファイル に適合しているかどうかを評価してくれるようです。ついに分析班の爆誕ですね。

チームのベストセラーの直感を模倣するカスタム指示を定義して、エージェントを微調整できるようになるようです。外部のデータソースを活用できるように設定することで、データに基づいた判定と優先順位付けが可能

リード企業の財務、優先事項、ビジネス環境を特定するため、公開されているWeb リソースを指定

Microsoft Copilot Studioを使用して、エージェントをファーストパーティデータソース (Microsoft Fabric などのレイクハウスや、Azure SQL や Oracle などのデータベースなど) に簡単に統合

エージェントをカスタマイズして、ServiceNowのサポート履歴、6Senseのキーワード検索データ、SAP の注文履歴、指定したWeb サイトやサードパーティプラットフォームからもインサイトを取得可能

やはり、Dynamics 365 Sales 2025 wave1の新機能は、AIに全振りでしたね。設定できるパラメーターも増えたし、外部のウェブサイトも活用可能、更には営業と保守サービスのプラットフォームを利活用できるので、AIをデータで検証するには、今回のリリースはとてもいい教材になっているように思います。

ということで、今回はこのくらいで。Let’s Enjoy our DX365 Life!

dx365jp
  • dx365jp
  • 24年ほど、Microsoft Dynamics ERP(NAV/AX)+CRMの導入コンサルティングに従事し、日本を含む34か国において導入コンサルティングを経験してきました。グローバル環境における“プロジェクト”と“マーケティング”を生業としております。

    最近は、【CRM/MKTG(攻めのDX)⇔ ERP(守りのDX)】+【ローコード】というDX365な活動に奮闘中です。Microsoft Dynamics 365 ビジネスで地球を90周中です。#DX365 #DynamicsIoT

    Microsoftの運営する外部技術者グローバル組織「Microsoft MVP(*日本165名/世界3023名)・ Microsoftのトラスティッドアドバイザーである「Microsoft Regional Director (*日本4名/世界189名)」として、複数のITコミュニティーにて活動中。(*2022/07/06時点)

    プロフィールはこちら→bit.ly/Dynamics365JP