Microsoft AI Tour Tokyo
こんにちは。室長こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications| Microsoft Regional Director) です。本日2月23日(金)は、祝日(天皇誕生日)ですね。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
先週は、株価が凄かったですね。40,000円が見えてきましたね。11月にアメリカ大統領選挙があるので、少し心配ですが。円とドルを両方もっているといいかもしれませんね。
さて、先週2月20日(火)に【Microsoft AI Tour Tokyo】に参加するため、東京ビックサイトに出向いてきました。
3000名以上が、一同に会する生成系AIでは日本最大規模のイベントでした。
キーノートでは、沼本健氏(エグゼクティブバイスプレジデント兼チーフマーケティングオフィサー)と、日本マイクロソフトの津坂美樹社長が「生成系AI(人工知能)」「Copilot」について、ケーススタディーを交えてお話をされました。
「AIを語る時代から導入する時代に入った」「AIの筋トレ」
津坂社長がお話されたメッセージの中で、↑室長の頭に一番残っているのはこの2つです↑
『経済産業省の調査結果をもとに、日本において生成AIによる経済効果が、2025年度までに中小企業で11兆円、日本全体で34兆円、それは日本のGDPの約6%にもなる』
メッセージ性のあるフレーズやデータの使い方がとてもお上手な社長様ですね。心に残りました。流石元BCGだと感心しました。
Copilot(副操縦士)については、一昨年度から1年間にわたりITmediaエンタープライズに寄稿した年間月次連載記事でも解説してきました。
『日本におけるMicrosoft AI Partnersは150社以上/Azure AIのグローバル採用実績社数は5万3000社以上』
米Microsoftの沼本氏は、同社の世界中のマーケティングを統括しているサティア・ナデラCEOの直属のCMOです。
私も前職時代にプレスカンファレンスでお世話になりました。とても聡明な方です。
基調講演のキーワードは↓でした。
「AIトランスフォーメーション」
Microsoft Cloudを、6つの領域「Digital and App Innovation」「Data and AI」「Modern Work」「Business Application」「Infrastructure」「Security」で提供しているが、Copilotも同様に、これらの領域において、横断的なテクノロジーを展開していく。
「ランチを無料にしてもらうよりも、Copilotを提供してほしいという声」
↑記憶に残ったフレーズ↑
先行利用した企業からのフィードバックデータも公開されました。
- 情報検索に費やす時間の75%を短縮
- 日々の煩雑な作業では71%の時間節約を実現
- 欠席した会議のキャッチアップ時間を3.5倍加速
- 週平均で1.2時間の業務削減が可能
- 77%のユーザーがCopilotを手放したくないと考えている
- 英語の会議でCopilot を使った会議の議事サマリの精度97%
「負けないためには、はやく使うこと」
ゲストとして基調講演に登壇した河合泰郎氏(本田技研工業 執行職 デジタル統括部長)は、働き方や毎日の業務を加速できるのが生成AI。Copilotを使うことで、大切な意思決定にフォーカスでき、その結果、競争優位につながるとお話されました。
「生成系AIを活用している企業しか生き残れない」
長瀬慶重氏(サイバーエージェント 専務執行役員)は、GitHub Copilotが登場したときには、すぐに役員決済を経て、社内導入を決定。現在は1000人以上のエンジニアが利用中。導入支援を行う専門部署を社内に設置。利用状況をモニタリングしながら、有益な事例を社内共有、GitHub Copilotの利用を拡大中。生産性は10%ほど向上→1年後は20~30%程度の向上→3年後は50%にまであげていく。エンジニアによりクリエイティブな仕事をさせたいと説明しました。
途中Copilot Studioのデモンストレーションもありました。
「ブレイクアウトセッションもCopilot祭り」
セッションは、ビジネスアプリケーションを中心にみていましたが、なかなかいいコンテンツが揃っていました。
「ワークショップもCopilot祭り」
皆さん、真剣に学んでいらっしゃいました。コミュニティーリーダーの皆さまもサポートお疲れ様です!
「展示会場もCopilot祭り」
展示会場の雰囲気も残しておきますね。もはや、カオス!
マイクロソフトで働いている前職時代の同僚とも会話できたし、イベントにきている前職時代の同僚、他のDynamicsパートナーの方々とも久しぶりに会うことができ、やっぱりオンサイトはいいなぁと感じた一日でした。“Blogみてるよー”とか、“コミュニティーの資料ありがと”とか、フィードバックいただけると嬉しいものです。ありがとうございます!
Dynamics 365 では、個人的にCustomer Service領域のAIが非常に実用に近づいていると感じました。オムニチャネル対応や、ボット受付の情報共有からCaseの自動作成、過去対応履歴の引用、対応実績のサマリなど、過去データに含まれる固有名詞をうまく除く必要がありますが、使えるシナリオがかなり増えてきて、デモ映えします。SCM・Finance領域に関しては、昨年度米国で開催されたMicrosoft Igniteのコンテンツのようでした。SFAたMKTGのところは日本の皆さまの工夫がいくつか入っていました。
このSustainability領域は個人的に興味があるので、3月のBlogで少し触れてみたいと思っています。
Microsoft MVPをはじめとしたコミュニティーリーダーが集まっているCommunity Laungeでは、知人たちが頑張っていました。
最後は、集まったコミュニティーリーダーたちと一緒に
「懇親会もCopilot飲み」
参加できなかった皆さまは、是非Copilot Studioを学ぶところから始めましょう。
ここまですべてがCopilotというイベントは日本初でしたし、使っていかないと勝機を逃してしまうことが体感できた方も多かったのではないでしょうか?
「フォローアップもCopilot」
いくつかフォローアップイベントがありますので共有しておきます。「AI筋トレ」やっていきましょう!
マイクロソフトのビジネスアプリケーションDynamics 365 領域(旧CRM/ERP)もフォローアップイベントがあります!
室長も参加する予定なので、是非ご挨拶させてくださいね。
「何から何までCopilot」
室長も、Microsoft MVPとして、Microsoft Regional Directorとして、Microsoft Copilotを業務に活かしていきたいと思います。
コミュニティーオーナーの皆さま、そのうちどこかでお話をさせてください!
マイクロソフトの皆さまも、企画・実行・運営お疲れ様でした。
それでは、今日はこのくらいで。Let’sEnjoy our DX365 Life with Microsoft Copilot!!